3回にわたり【FTJインタビュー】では、ニューヨークで開催されたフランチャイズ展示会International Franchise Expo(IFE)のジャパンパビリオン出展社をご紹介してきました。
今回は、開場でひときわ目立っていたGTCHA X(ガチャ・エックス)をご紹介します。
これまでのインタビューをまだお読みになっていない方は是非、下記のリンクから記事をご覧ください。
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日本ではお馴染みのガチャガチャですが、GTCHA Xはその進化形です。同社が開発したのは、ガチャガチャの什器にスクリーンをつけ、自由に様々な目的で映像を流せるマシンです。同社は5年ほど前にオンラインでガチャビジネスをスタートしました。そんな中、独自のガチャマシンを開発した理由について、「オンラインベースのガチャだけでは顧客の反応が見られないためです」と共同創立者の一人で、事業部 取締役部長の成田優樹氏は話します。ガチャマシンにスクリーンを付けたことで、映像がインパクトを与え、顧客の興味を引き出す。「スクリーンは商品の宣伝や映像による訴求に利用できます。従来の紙のディスプレイのガチャガチャとは異なり、映像を使うことで楽しさと興奮を提供します」と成田氏。実際、開場に設置されたデモ機は来場者に一目置かれる存在でした。
成田氏によると、現在日本のガチャ市場は1千億円規模で、年々右肩上がりだと言います。「これは、世界共通だと思っています。その理由は、世界から日本にガチャを回しに来てくれるお客さんがとても増えているからです。このことから、世界各国でガチャのビジネスはうまく行くと思っています」。
GTCHA Xは、おもちゃだけでなくコスメやトレーディングカード、ぬいぐるみなど種類や大きさを限定せず多岐にわたる商品を販売可能で、4種類の異なる什器をとり揃え、企業や顧客のニーズに応じた選択肢を提供しています。決済方法についても、米国では、主として、トークンやキャッシュレス決済に対応する什器を提案していきます。そして、成田氏は設置する場所もこれまでの概念にとらわれたくないと言います。
「私たちは、GTCHA Xという名前をこのビジネスに付けました。“X”は可能性が無限という意味です。皆さんが販売する商品をお客さんに届ける過程で、お客さんにドキドキとワクワクを味わってほしいと思いました。あなたが普通に販売している商品に、更にドキドキとワクワクを付け加えて、より大きな無限のビジネスにしてほしいと思っています」。
GTCHA X
スクリーンがついたこれまでにないガチャガチャ什器の販売を行う。アメリカを皮切りに、国内および世界各国での展開を視野にガチャガチャの体験を新たな次元に引き上げることを目指している。
米国進出、日米FCビジネスにご興味がある方は、I. Fujita International, Inc( ichiro@ifujita.com )までお問合せ下さい。