8つのフィットネスブランドを傘下にもつXponential Fitness(エクスポネンシャル・フィットネス)のブランドのひとつ、YogaSix(ヨガシックス)が日本に上陸しました。同ブランドの日本におけるマスターフランチャイジーであるサンパークウェルネスは、今年1月、東京品川に最初の店舗をオープンさせました。サンパークウェルネスのCEO土屋篤之氏は、「ヨガシックスの使命は、人々のヨガに対する考え方や理解を変え、人々の心身に力と活力、楽しい体験を提供し、より幅広い層にヨガを身近に感じてもらうことです」と話し、ストレスフルな現代日本社会に向けて、メンタルヘルスを管理する必要性をアピールするとしています。また、今後日本全国で更に数十店舗がオープン予定であると土屋氏は述べています。
土屋氏は日本のフォットネス業界を熟知しており、スポーツクラブのマネージャーとしての経験から、日本でのエニタイムフィットネスの設立に関わったことまで、開発、顧客サービス、マーケティング、施設管理を数十年にわたり監督してきた経験を持ちます。サンパーク株式会社は、レストラン、エンターテインメント、フィットネスセンターのマルチブランド運営者であり、グローバルにも展開するフランチャイザーです。サンパーク社のポートフォリオは、飲食、Eコマース、ウェルネス分野における21 のブランドにまたがり、8か国に広がっています。タカギコーヒー、マジカレー、ベルヴィルパンケーキカフェなどの自社ブランドに加え、同社はタピオカティーブランドのゴンチャや日本のシュークリームブランドであるビアードパパなどのフランチャイズも行っています。2023年春にエクスポネンシャル社のストレッチラボのマスターフランチャイズ契約を締結し、サンパークウェルネスを設立しました。同社は2023年12月に同じくエクスポネンシャル社のPureBarre(ピュアバレ)をオープンし、ピュアバレ1店舗とストレッチラボ2店舗をオープンしています。
土屋氏は、ブティックフィットネスというコンセプトは日本ではまだ新しいながらも、健康と幸福の維持を求める人が増えるにつれて、サンパークウェルネスが成長市場に参入する可能性を見出していると指摘しています。「従来のジム形式では、強いコミュニティを育むのは難しかったですが、ブティックフィットネススタジオは、コミュニティを築くのに最適な環境を提供します。私たちの最大の焦点は、スタジオでのコミュニティ意識を育み、拡大させることです。」まずは、人口3,700万人の東京に初期開発の取り組みを集中させています。土屋氏によると、同社は強力な不動産ネットワークの恩恵を受けており、多種多様な飲食事業を展開しているため、開業と運営のプロセスに関する専門知識は完璧なものを持ち合わせています。
また、日本でヨガは人気がある一方で、依然として女性や年配者向けのアクティビティと考えている人も多く、更に、ストレッチの延長として認識している人が多いと土屋氏は語ります。コンセプトのローカライズについてはメッセージの伝え方からして非常に重要で、欧米人との体格の違い、医療制度の違い、フィットネス文化の違いを考慮しなければなりません。日本のヨガシックスは日本の大衆向けに設計されているとサンパーク社は強調しています。
「ヨガシックスは、フィットネスを重視したホットヨガと通常ヨガのクラスを幅広く提供しています。古典的なヨガに対して現代的なアプローチをすることで、人々の認識を変える力を持っていると私たちは信じています。ヨガの練習をあきらめてしまった人や、自分には向いていないと思っていた人のために、ヨガシックスは、活力を与え、力を与え、現代的で楽しい感覚的なヨガ体験を提供します」と土屋氏は語りました。
エクスポネンシャルのブランドの中には国際的な存在感を確立しているものもありますが (クラブピラティスは12 か国以上に約 200の店舗があります)、ヨガシックスは2024 年 9 月まで米国外には進出しておらず、この時にドイツ初のフランチャイズスタジオをフランクフルトにオープンしました。エクスポネンシャルの国際部門の代表取締役ボブ・カウフマン氏は、ヨガシックスにとって米国外での成長は「当初は選択的かつ慎重なものだった」と述べています。「それには、国際市場のフランチャイジーにとって、全員と共鳴しうまく行くことを確信する必要があったからです」。その中で、ドイツと日本は世界のGDP上位国であり、それぞれ経験豊富なフランチャイジーがいるため「出発点として最適」であるとカウフマン氏は続けました。
「ヨガシックスは非常に魅力的なブランドで、より幅広いオーディエンスにアピールできると思いますが、市場を見て、我々の取り組みを現地のニーズに合わせる方法も見つけなければなりません。そして、各市場の人々の心に響く場所を構築します。それが国際的に成長するための秘訣だと思います。コンセプトがどれだけ素晴らしいものであっても、それをどこに持っていくのか、そしてそのブランドをその市場にどう導入するのかを理解していなければ意味がありません」とカウフマン氏は更に続けました。
日本での店舗開発は、住宅地とビジネス街の交通の便がある地域に焦点を当てており、不動産の可用性の微妙な違いを考慮し、レイアウトは標準化されない可能性があります。カウフマン氏によると、クラスのラインナップには、より入門的なものが含まれる予定ですが、日本チームと連携し今後のオプションとスケジュールを調整します。そして、特に現場レベルのスタッフに重点を置いています。カウフマン氏は話します。「我々でどんな戦略を立てても、会員がスタジオに入って歓迎されていると感じなければ、他の仕事はどれも意味を成しません。ですから現場レベルでの実行力を確実にしなければなりません。会員のスタジオでの体験が最優先事項ですから、ホスピタリティ業の経験をもつフランチャイジーの存在は我々にとって大きな自信につながります」。
*この記事の全文オリジナルは、Franchise Times(英語版)
Major Restaurant Group Brings YogaSix to Japan をご覧ください。
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