フランチャイズニュース

BY LAURA MICHAELS

スナップフィットネスが日本マスターフランチャイズ契約を結ぶ Part2

Snap Fitness signs master deal for Japan (2)

April 22, 2020

異文化に対応する繊細なカスタマイズ能力

世界数十カ国で2,000以上の店舗展開をする米Snap Fitnessは、商品サービスチームが異文化に対応するべき繊細なカスタマイズに焦点を当てており、McElroy氏曰く、「挨拶から名刺の提示方法まで」など、より広範な文化的ニュアンスやビジネス習慣に対応するチームの教育にも取り組んでいるという。

Snap Fitnessがアジア全域で成長を続ける中で、日本は「最優先事項の市場だった」と指摘した。このブランドは香港、台湾、インドネシアに14のジムを持ち、韓国とシンガポールも強力な可能性を秘めた市場として特定している。その可能性は、健康とウェルネスに対する消費者の興味関心度合から十分伺い知れ、Snap Fitnessとして、どのように差別化し、どのようなマスターフランチャイズパートナーが適しているかを理解する。

McElroy曰く、「私たちは、フランチャイズやマルチユニット、そしてもちろん首都でのビジネス経験を持っているパートナー企業を求めています。共通の基準としてブランド目標に真に一致するパートナー企業と組めるかどうかです。健康やウェルネスに対する情熱を持ち、このビジネスの可能性をどのように見ているかを見極めます。」

「人々のウェルネスを向上させる」というミッションを掲げるグローバルフィットネスジャパンは、運動に関心を持ちながらもアメリカのワークアウトに慣れていない日本の消費者に対し、スナップフィットネスを身近なブランドにする方法を常に模索しているようだ。

「アメリカのお客様はフィットネスに非常に詳しく、トレーニングは真剣そのものです。一方、日本人のお客様はこうした集中的なトレーニングに慣れていません。グローバルフィットネスジャパンは、お客様が楽しく、快適に過ごせるよう感じることができる環境を作っていきます。プログラムを提供し、お客様がトレーニングを試み、インストラクターやスタッフとも交流し、他のフィットネスメンバーとコミュニティを確立するイベントなどを開催していきたいですね」と渋谷COOは述べている。

今、米国全土のほとんどの州を含む多くのエリアでジムは閉鎖を余儀なくされておりSnap Fitnessも例外ではない。そのような中で、”FitnessOnDemand“と提携してバーチャルワークアウトへの90日間の無料アクセスを提供し、オーストラリアや英国などの一部の市場では、フランチャイズ加盟店募集を一時停止している。厳しい状況が続いている。

「世界の展開プランは修正することになりますが、みんなで一緒に乗り越え、成長し続ける限り新たなチャンスが生まれると確信しています。」とMcElroy氏は言葉を結んだ。

写真は香港のスナップフィットネスの正面、地域にフィットする柔軟性が海外進出の決め手かもしれない
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