上海のティーブランドが米国進出　ナスダック市場へ上場

世界に6000店舗以上展開する中国で人気のティーブランドChagee（チャジ―）が5月の米国初店舗オープンを前に、4月17日ナスダック市場に上場しました。アメリカ初店舗はロサンゼルスのウェストフィールド・センチュリー・シティ・モールの最上階に開店します。

コーヒーのように手軽に親しまれる存在へ

アメリカのレストラン情報メディアNRNによると、世界中で紅茶の消費量が増加する中、チャジ―の事業拡大計画は1970年代以降のコーヒーチェーンの急増に着想を得ていると言います。チャジ―は、このコーヒーチェーンの成功を見習い、お茶の飲み方も変えていく必要があると確信し、また、最新技術とブランド力を駆使し、お茶を飲む習慣を世界中の人々と世界中の文化をつなぐ、現代的な体験にしたいと考えました。

お茶の提供プロセスをAIで自動化、一貫した品質を保つ

チャジ―のロサンゼルス店のメニューラインナップは、ピーチウーロンティーラテ、焙煎ウーロン茶、ジャスミングリーンティーラテ、ブレンドキャラメルティーフラッペなどで、牛乳またはオーツミルクを選べます。店舗スタッフは、AIを搭載した特別な抽出プロセスで紅茶を1分以内で淹れ、毎回均一な濃さを実現しています。同社によると、「茶葉を粉砕し、最新のマシンを用いて茶葉から最高の成分を抽出する」というものです。また、店ではドリンクに加え、ケーキ、クッキー、クロワッサンなどの焼き菓子も提供します。

年内に世界で1,500店舗追加を目指す

チャジ―の中国での成長は、品質や健康に対する消費者ニーズの高まりに支えられていると同社は捉えています。米国市場における具体的な成長目標は明らかにされていませんが、この米国進出はより広がりをもった野心的な計画の一部であると述べられています。今年だけで中国、香港、マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシア、そして米国を含む1,000～1,500店舗の新規出店が予定されているということです。

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情報元

Chinese tea chain Chagee prepares for its U.S. debut（NRN）

China’s Most Popular Tea Shop Opens Its First U.S. Location in Los Angeles（Eater）

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