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ファストカジュアル インド料理店Curry Up Now成長の背景はそのコンセプトにあり

August 8, 2025

ファストカジュアルインド料理チェーンのCurry Up Now(カリー・アップ・ナウ)は、2009年にサンフランシスコでフードトラックとしてスタートし、その後、ファストカジュアルのインド料理チェーンへと成長。現在は全米に20の実店舗、3台のフードトラック、そして複数のデジタルキッチンを展開しています。今回、テキサス州ダラスの郊外に新たなフランチャイジーがカリー・アップ・ナウをオープンしました。

ダラス・フォートワース空港を擁するフラワーマウンドについて、「多様な文化的背景をもつ人々が集まり、新しいジャンルのレストランに挑戦するには最適な環境です」と話すのは、カリー・アップ・ナウのフランチャイジー、サミー・キラル氏とキキ・カジュリア氏です。

‍誇張されたインドのイメージに一石を投じる

カリー・アップ・ナウのメニューは伝統的なインド料理とは少し違うようです。見た目はブリトー、タコス、ハンバーガー、フライドチキン、ピザなどアメリカ人になじみ深いものです。また、そこが店舗を拡大している理由かもしれません。カリー・アップ・ナウの創業者アカシュ・カプールCEOは過去のインタビューで、「(アメリカで見かける)インド料理について私の気に障るのは、料理をピンク、黄色、緑、金色でエキゾチックにし、象や孔雀の像を置いていること」と、誇張されたインドのイメージでブランド化する従来の他のインド料理店に疑問を持っていたと明かしています。この反骨的な想いが、革新的なファストカジュアルブランドの根底にあるようです。

‍アメリカでなじみの料理にインド料理を落とし込む

タンドリーフライドチキンサンドイッチ、ティッカマサラブリトーなど、アメリカ人に馴染みのある形でインドの味を提供するメニューなので、好奇心旺盛なインド料理初心者にも親しみやすく、本格的な味を求める人々の心に響くものとなっており、このメニューにフランチャイジーの2人も惹きつけられたといいます。「ケサディーヤ、ブリトー、テックス・メックスは全米で人気ですが、テキサスでは特に人気です。カリー・アップ・ナウには誰もが満足できるメニューがあります。料理はボリュームたっぷりで、新鮮で、パンチが効いています」。加盟店参加の検討中に、他のインド料理店も訪れましたが、カリー・アップ・ナウが際立っていたとのことです。二人にとって、遊び心のある革新性と本格的な味のバランスが鍵でした。「カリー・アップ・ナウは、故郷で屋台料理を食べた記憶を呼び起こしてくれます。人々の心を掴み、また来たいと思わせてくれる体験なのです」。

店舗限定メニューも開発中

カリー・アップ・ナウ フラワーマウンド店では地元客との繋がりを深めるため、フラワーマウンド店限定メニュー、インド・テキサス風ファヒータを開発中です。そして彼女たちは既に先を見据えています。ダラスへの進出、ケータリングサービスの追加、店舗外の販売チャネルを強化し、複数店舗への拡大を計画しています。

情報元:

Franchise Duo Brings Curry Up Now to Texas With Bold Vision and Bigger Purpose(QSR)

What Inspires Curry Up Now CEO Akash Kapoor(QSR)

米国進出、日米FCビジネスにご興味がある方は、
I. Fujita International, Inc( ichiro@ifujita.com )までお問合せ下さい。

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