タコベル、KFCなどファーストフード系レストランを1000店舗以上経営する大規模フランチャイジーKBP Brandsで13年間過ごし、チーフストラテジストとして活躍したバリー・デュビン氏がファーストフード業界を退き、自身のフランチャイズグループを立ち上げると同時にコインランドリー事業において米国7州で51ユニットの複数契約を締結しました。
Tide Laundromat(タイド・ランドロマット)は、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の子会社であるTide Services(タイド・サービス)のフランチャイズ事業で、現在シカゴ地域に5つの店舗を構えています。アメリカの一般家庭でお馴染みP&Gの洗濯洗剤ブランドTide(タイド)を前面に押し出し、清潔で機能的なセルフコインランドリー設備と洗濯洗剤や漂白剤、ダウニーなどの柔軟剤をはじめ、洗濯、乾燥、たたみまでのフルサービスを提供するランドリー施設です。デュビン氏は新しく立ち上げたフランチャイズグループのもと、タイド・ランドロマットをシカゴに3店舗オープンし、追加で2店舗を開発中で、更に中西部と東部に店舗を追加する計画です。
デュビン氏は「私が現在目指しているのは、コンシューマー分野での複数ユニット展開に重点を置き、優れたビジネスの構築に取り組むことです」とデュビン氏は述べています。「タイド・サービスとタイド・ランドロマットとパートナーを組んで分かったことは、誰もが認知し信頼している素晴らしいブランドと仕事ができるこの上ない機会だということです。このパートナーシップに非常に満足しています」と話します。
タイド・サービスの CEO、アンディ・ギブソン氏は、デュビン氏のようなフランチャイズ経験と洞察力を持つ人物とマルチユニット契約を結んだことはタイド・ランドロマットにとって勝ったも同然と言います。フランチャイズ開示文書によると、タイド・ランドロマットの投資額は、一般的な店舗112坪~140坪に30~40台のマシンを設置した場合、170万ドルから230万ドルです。また、2023年5月1日から2023年10月28日までの2店舗の週平均純売上高は1万7,407ドルから2万5,781ドルでした。
ギブソン氏は、国内に1万5000~2万のコインランドリーがあると推定しており、しかし、そのうちの50~70%は「ゾンビマット」と呼ばれるもので、古くて壊れた洗濯機や乾燥機を備えた修理が行き届いていない時代遅れのコインランドリーを指す業界用語だと指摘しています。そんな中、タイド・ランドロマットは差別化要因として、顧客に新しく清潔で、明るく居心地よい環境を提供しています。その他の差別化要素としては独自のアプリで事前にマシンの空き状況を確認したり、支払いできる点にあります。また、洗剤を持参する必要もありません。マシンには洗剤の自動投入装置があり、顧客はマシン上でサイクルを選択し、洗剤や柔軟剤を選択し、そのマシンに求めるパフォーマンスを正確に選択できる顧客フレンドリーなマシンを設置しています。
「(フランチャイジーにとって)タイド・ランドリーズには、60億ドルから70億ドル規模のコインランドリー市場に参入し勝者になれるチャンスが沢山あると見ています。デュビン氏のような運営者と50店舗といわず、数百店舗を運営していくでしょう」とギブソン氏は述べています。
*この記事の全文オリジナルは、Franchise Times(英語版)
Former KBP Exec Signs 51-Unit Deal With Tide Laundromat をご覧ください。
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