フランチャイズニュース

LAURA MICHAELS

メイフェザーボクシングがスタジオ閉鎖中に見出したビジネスチャンス

Mayweather Boxing Sees Opportunity Amid Studio Shutdown

April 3, 2020
左のジェームス・ウイリアムス CEOと談笑する創立者のフロイド・メイフェザ-

加盟店オーナーのサラ・マクスピードンはメイフェザーボクシング+フィットネスと18ユニットの多店舗契約を結び、3月14日に1号店をシカゴのダウンタウンに目出度くオープンした。ところが2日後にロックダウンがイリノイ州から発令され、スタジオ内はもぬけの殻となった。

「おそらくオープン日数の史上最短記録ではないですか。」ジェームス・ウイリアムス CEOはジョークを飛ばす。メイフェザーボクシング+ フィットネスhttps://mayweather.fit/は本世界チャンピオンのフロイド・メイフェザーがクリエートしたフィットネス・フランチャイズである。

現在はロスアンゼルスのフラグシップスタジオを含め全スタジオが閉鎖となったのだが、ロックダウンが施行された翌日にウイリアムス CEOから早くも様々な指令を発信した。閉鎖中であってもメンバーシップ募集キャンペーンは実行できるし、あるいは立地を探す加盟店にはグッドチャンスではないかと叱咤激励したのである。

「実際のところ、会員募集数は今上昇中です。今の最大目標はスタジオ再開時に備え最高の準備をすることです。」と CEOは続ける。今、閉鎖中のフィットネススタジオの多くがやっているように、メイフェザーボクシング+フィットネスもオンラインワークアウトをネット上からストリーミングしている。会員向けのクラスと並行し非会員向けのワークアウトも流しプリセール(スタジオオープン前の会員募集販売)を積極的に推進しており、オープン予定だった 10スタジオがこれに参加している。

「再開が解禁になった時には時間を持て余していた人たちが爆発的な勢いでフィットネススタジオに向かうと思います。彼らの多くをメイフェザースタジオに取り込みたいですね。」とウイリアムスCEOは意欲的である。

メイフェザーボクシング+フィットネスは既に多数の加盟店と多店舗契約を結んでおり、決定済みのスタジオ予定数は 100を軽く超える。これらの加盟店が有利な立地交渉ができるように本部はサポートをしている。コロナウイルス禍を受けて不動産市場は完全にリセットされた。テナント側の有利な立場を最大限活用できるように本部は最良の交渉プロセスを加盟店に指示しているのだ。その結果、既に決定済みの立地における収入プロジェクションによれば、すべてのスタジオがオープン後3ヶ月以内に利益を計上できる見込みだという。

フランチャイズチェーンの業態にもよるが、 25ロケーション以下のチェーンは閉鎖し営業活動もストップするケースが多いが、 100~500ユニット規模のチェーンの多くは店舗をオープンし、販売活動も継続中という興味深いデータがある。

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