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Kura Sushiが消費者の購買意欲の改善を実感 値上げ後も客足が増加

February 2, 2026

2026年第一四半期の業績を発表したKuraSushi USA(くら寿司USA)は、物価高騰に苦しむ中でも消費者支出は改善の兆しにあることを実感しているようです。

サプライヤーとの価格交渉に成功

Kura Sushiのチーフファイナンシャルオフィサー、ジェフ・ウッツ氏によると、関税の影響が懸念される中、同社の売上原価率は約30%で、前年同期の約29%から1ポイント上昇しましたが「サプライヤーとの交渉がうまくいったおかげで、この30%という数字には非常に満足しています。関税が引き下げられるか撤廃されれば、この数字は以前の水準である28%台に戻る可能性があります。原価に関しては、関税が唯一の逆風なので、楽観視しています」とコメントしています。

メニュー価格の3.5%引き上げ実施

注目すべきは昨年11月に実施したメニュー価格の3.5%引き上げです。3.5%の値上げは同社の通常の値上げ幅である1%から2%を上回っており、思い切った値上げともいえます。しかし11月の値上げ以降、前四半期比で売上高は改善し、11月と12月の客足も改善しました。

姥一CEO兼社長は「これは我々にとって非常に励みになっています。最大の驚きは、値上げ後の価格の波及効果とトラフィックの増加です。これは消費者の購買意欲の向上によるものと解釈しています。また、私たちが採用した3.5%アップという価格改定は、競合他社の価格設定と比べれば取るに足らないものだったと解釈しています」と決算説明会で述べました。

戦略的なマーケティング

Kura Sushiにとって第一四半期のもう一つのハイライトは、約一年前に導入した予約システムのプロモーションです。これまでKuraSushiではリワード獲得と予約ができるアプリから予約できるシステムでしたが、今では同社のウェブサイトやGoogleマップから予約できるようになりました。これにより、アプリをダウンロードしたくない顧客層にも広く予約システムを利用してもらえる狙いです。

一方で、リワード会員による予約システムの利用率は同社の予想を上回り、会員の半数以上が予約システム経由で来店しています。KuraSushiのリワード会員数は100万人に拡大し、会員は非会員より来店頻度と支出が高い傾向を示しています。SNSやインフルエンサーを活用した“Callto Action(呼びかけ型)”キャンペーンにマーケティング投資を集中させ、リワードプログラムの強化に取り組んでいます。

<FTJ Comments>

Kura Sushiは今回、原材料価格の上昇という逆風を価格戦略と顧客ロイヤリティで乗り越えています。“回転すし”という体験を通して、節約志向にある消費者に食事以外の価値を提供することで、リピーターを獲得しています。IPコラボを積極的に取り入れるなど、消費者からのロイヤリティを獲得しやすいポジションにあるため、今後のマーケティング戦略にも注目していきましょう。

情報元

Kura Sushi sees an improvement in the consumer(National Restaurant News)

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