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“空飛ぶブリトー” Chipotleがドローンデリバリーを開始

September 12, 2025

メキシコ料理をファストカジュアルで提供するQSRチェーン大手のChipotle(チポレ)がドローン配送・物流プロバイダーZipline(ジップライン)と提携し、テキサス州ダラス都市圏にてデジタル注文を空輸するサービスZipotle(ジポレ)を開始しました。

Ziplineとは

ジップラインは自律飛行型エアクラフトの設計、製造、運用を手掛け、商用ラストマイル輸送にAIを導入するパイオニアです。ジップラインによる配送は非常に低騒音で高速な配達を実現しています。現在、ジポレは最大約2.3kgの注文を配達可能で、将来的には約3.6kgまで対応できるようになる予定です。そのスピードと断熱材を内蔵した機体により、風雨、冷気、あるいはテキサスの夏の暑さの中でも、店舗でつくりたてのような状態の料理を届けることが可能だとチポレは発表しています。

ジップラインはこれまでルワンダでの医療活動に自律飛行配送で貢献し、現在は世界中の約5,000の病院や医療施設に配送を行っています。長距離配送システムと新宅配システムを活用した160万回以上の商用配送と飛行距離1億4,000万キロメートル以上の実績が、ジップラインに搭載されたAIの自律性と安全性を実証しています。

Zipotleの仕組み

現在サービスが開始しているエリアにて、ジップラインのスマホ用アプリからチポレの注文を行います。注文が入るとチポレの従業員が商品を梱包し、ジッピングポイントに置きます。ジップライン社のドローンが自動でピックアップ、目的地に到着すると約90メートル上空でホバリングし、地上に降下します。ドローンは自動的に障害物を回避し、品物を丁寧に、正確に地面に着地させるとのことです。

“空飛ぶブリトー”が現実に

チポレの社長兼チーフストラテジー&テクノロジー責任者カート・ガーナ―氏はこの新サービスについて「裏庭や公園など、従来は配達が難しかった場所でも、本物の料理をお楽しみいただける、迅速で便利な配達サービスです。ジポレの効率的で環境に優しいデリバリーシステムの構築に取り組むことで、『より良い世界を育む』という私たちの使命に寄与することができます」とコメントしています。

ジップラインのCEO兼共同創業者ケラー・リナウド・クリフトン氏は「ジップラインの技術により、みなさんがボタンをタップするだけで、その数分後には温かく、出来たての食事が超速で、魔法のように現れます。今日からダラスエリアのご家庭では昼でも夜でもジポレで配達された料理を食べることが出来ます。かつてはSFのように思われたことが、間もなく日常になろうとしています」とコメントしました。

情報元

INTRODUCING ZIPOTLE: CHIPOTLE PARTNERS WITH ZIPLINE FORAERIAL DELIVERY

Chipotle uses Zipline drone delivery to fly orders to customers

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