

出来立てのバーガーで縮小市場を生き抜く
カールス・ジュニアは、出来たてのバーガーが競争の激しい市場で大きな魅力になると決断し方針転換した。 同チェーンは米国内では主にカリフォルニア州や西部の州で店舗を運営しているが、キッチンの運営を変更してバーガーを注文ごとに作る方式に移行した。 簡単に言えば、出来たてのバーガーにすることで、激しいバーガー市場での競争力が高まると考えた。
シャキッとしたレタスにとろけるチーズ、注文ごとに作られた出来たてのバーガーを受け取ると、その完璧な体験に勝るものはありません」とカールス米国社長のイウォーナ・アルターは語った。
その仕組みは一見シンプルに聞こえるが、実際はそうではない。「それは実質的に店舗の運営体制を変えることです」とアルターは述べている。
低迷する売上、増大する閉店
近年、同チェーンはユニットあたりの売上が落ち、一部店舗が閉店するなど苦戦している。市場調査会社テクノミックによれば、同社のシステム売上は昨年6%減少し、チェーン全体の3.9%の店舗が閉店した。ユニットあたり売上は、2022年の史上最高の約160万ドル弱から11%減少している。 バーガー業界全体は近年伸び悩んでおり、消費者は価格やインフレの懸念から来店を控えている。全米システム売上高は過去4年間で約2億3,000万ドル(約340億円)減少している。
主な理由として 運営会社側は、カリフォルニア州で導入された「ファストフードの最低時給20ドル(約3,000円)法案」による人件費の急騰、治安悪化、そして
本部のイノベーション不足を理由に挙げている。月商600万ドル(約9億円)を上げながらも、毎月60万ドル(約9,000万円)以上の赤字を垂れ流す状態が続いている。
変化する消費者の期待に応える
「消費者の期待は確実に変化しています」とアルターは語った。「彼らは、苦労して稼いだお金に対して可能な限り最高の品質を期待しています。」 少なくとも品質に関しては、カールスは消費者に一定の影響力を持っている。テクノミックのデータによれば、インアウトバーガーやカルバースのようなブランドを除けば、多くの競合よりも顧客満足度のスコアが高い。 カールスジュニアは米国内で約1,000店弱を運営しており、そのうち50店を除くほとんどがフランチャイズ運営だ。
生き残りを賭けてカールスジュには注文ごとに商品を準備する大きなオペレーション変更に舵を切った。