

カルバーズCEO、厳しいQSR(クイックサービスレストラン)市場で安定した業績を上げる
本社ウィスコンシンのハンバーガーチェーンCulver’sは1,072店舗(7店舗のみ直営、残り加盟店)。2017年以降は年間40〜50店舗を出店。フランチャイズ店舗の平均年間売上(AUV)は昨年$4.1ミリオン(前年$3.8ミリオン)に上昇。2025年4月にCEOに就任したジュリー・ファスナーは、同社で初のチーフマーケティングオフィサー(CMO)を務めた後に昇格。以前はマーケティング職を経てキャリアを築いたが、主に開発・運営チームに注力している。
オーナーによる店舗運営を厳守
新規出店の約80%はジェネラルマネージャーがオーナーへと移行しているケースで、同社は「オーナー自ら店舗を運営する」という要件を厳守。多店舗展開でも各店舗に一定の持分を持つ現場経営者を求める。
オペレーターラウンドテーブルや収益性を高める施策の優先など、現場との健全な関係構築に注力。家族的な雰囲気への回帰を図り、フランチャイジーとの関係強化にフォーカスしている。
積極的な顧客施策による業績改善
ロイヤルティプログラムは420万人以上の会員を獲得し、リピート客増に大きく寄与している。簡素化した注文票やサービス速度カメラの導入により注文の精度とドライブスルー時間を改善した。
5月の来客数はクイックサービス全体が減少する中でCulver’sは5.2%増を記録。価格は控えめに保ち、一貫した顧客体験を重視する。マネージャーや従業員の離職状況を可視化するダッシュボードや「問題があった」報告(EAP)を使い、必要な店には追加指導を行なっている。
コスト管理と設備投資にも抜かりはない。3年前からサプライチェーン見直しで約5,000万ドルのコスト削減を達成中。新しいプロトタイプ店舗を開発中で、キッチンとダイニングの動線改善やカスタマイズ要素を絞ることでコスト削減を図る(初期投資額は340万〜1,030万ドル)。来年は複数のテスト店舗の開発を予定している。
アメリカンドリームを実現させる
全体として見通しは明るい、とファスナーCEOは語る。「平均店舗売上(AUV)は420万ドルに達し、それが鈍化するとはまったく見ていません」。「私たちのシステムの中で一生懸命働けば、アメリカンドリームを実現し、自分自身のビジネスを文字どおり所有できるという考えです。人々にとってそれは非常に魅力的だと思います。」と彼女は説明する。シンプルだが説得力のある話ではないか。
Culver’s フランチャイズ情報
URL: www.culvers.com
本部所在地:Prairie du Sac, Wisconsin
創立:1984年(フランチャイズ開始は1990年)
事業概要:
カルバーズは、注文を受けてから調理するフレッシュ料理、厳格な運営への関与、高品質なプレミアム・ファストカジュアル外食を中心とした、オーナー兼運営者によるハイタッチなフランチャイズモデルで事業を展開する。
店舗数:米国内1,100 海外 なし
初期投資額:$3,400,000 – $10,294,100
加盟金:$65,000
ロイヤルティ:4%
広告&マーケティングファンド:2.5%