

吉野家アメリカのメニューに期間限定でラーメンが登場する。同チェーンは、長年牛丼とテリヤキチキン丼で知られてきたが、ブランド刷新の一環として、新しい世代にアプローチするためにラーメンがラインナップに加わる。
ブランド若返りの戦略として
吉野家アメリカは50年の歴史を持つブランド(米国内では)を再び若返らせる取り組みの一環として、ラーメンを大衆に広めたいと考えている。今年10月、初めて醤油ラーメンを発売する吉野家アメリカのポール・ニシヤマ社長はそう語っている。これは、約125年前に日本で誕生したこのグローバルブランドを近代化するための、より大きな取り組みの一環なのである。
「私たちは、自分たちについての語り方や提供するメニューにおいて、少し若返ろうとしています」とニシヤマ氏は述べました。「そして、今後25年から30年存続していくために役立つ世代のお客様とつながり始めています。」
世界中で2,000以上の店舗を展開する日本の上場企業、株式会社吉野家ホールディングスの傘下にある吉野家アメリカは、米国で100店舗を直営とフランチャイズで運営しており、そのほとんどが南カリフォルニアにあるが、加盟店は約20店舗の現状だ。
停滞する売上を打開したい
米国において、吉野家は長年、看板メニューのテリヤキチキン丼と牛丼で知られており、それらが今も主力商品であることは間違いない。しかし、米国の売上は近年停滞している。Technomicによると、同チェーンの2025年の全店売上高は9,440万ドルで、2022年の9,580万ドルから減少した。
新社長がブランド刷新のチャンスを見出す
ニシヤマ氏は、Better Buzz CoffeeやRubio’s Restaurantsといったブランドでリーダーシップ職を務めた後、昨年6月に入社した。彼は今がブランド刷新のチャンスと考えた。アメリカの消費者に日本食の何が好きかと尋ねると、たいてい「寿司」か「ラーメン」という答えが返ってくると彼は述べている。吉野家のようなバリュー志向のブランドにとって、寿司は現実的な選択肢ではない。しかし、ラーメンならチャンスありと彼は判断した。
「ラーメンは私たちにとって大きな動きであり、戦略的でもあります。なぜなら、若い世代はテリヤキ丼や牛丼よりも、ラーメンの方により親近感を抱いているからです」と彼は言う。10月中に発売されるのは、澄んだスープの醤油ラーメンで、同チェーンの牛丼の具やグリルチキンをトッピングしてカスタマイズ可能だ。また、ラーメンの定番である半熟卵とクリスピーオニオンをのせたバージョンもある。さらに、すべての商品にチリクリスプ(食べるラー油)を加えて、少しスパイシーにする選択肢も揃えている。