日本ではもはや定番のクレープですが、アメリカがついにこのフランス生まれのストリートフードに注目しはじめました。先日フランチャイズタイムズジャパンでもZ世代が外食に求めるのはデザートや軽食に切り替わっているとお伝えしましたが、クレープはじめフランスのストリートフードを取り入れるクイックサービスレストランが増えていると、クイックサービスレストラン情報メディアのQSRマガジンが報じています。
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前述のZ世代のニーズもあってか、クイックサービスレストラン(QSR)はストリートフードのような手軽な食事を、シンプルかつ高品質に、ときにはドライブスルーにも落とし込みながら提供したいと考えているようです。その中でも甘い系にもしょっぱい系にも幅広いメニューが開発できるクレープは拡張性があり、お客の好みに合わせて様々な具材の選択肢を持たせることが可能です。グルテンを摂取しない人には、グルテンフリーの選択肢もあり、個人のライフスタイルにフィットさせることもできます。また、持ち運びできるのも今の若い世代のニーズにピッタリです。
かつてフランスの労働階級の人々に愛されていた持ち運びやすく栄養価の高いフランスのサンドイッチ、ジャンボン・ブールは焼きたてのバゲットにバターと薄切りハムを挟んだシンプルなサンドイッチです。また、ベシャメルソースの濃厚さが贅沢でボリューミーなサンドイッチ、クロックムッシュなど、サンドイッチもまた拡張性や携帯性に優れており、クイックサービスレストランとしても幅広いアレンジをきかせられるとあってメニューの再構築に取り入れられています。
その他、ソッカというヒヨコ豆を使った平たいパンはフランスはニース名物のストリートフードの定番です。ジャガイモを丸ごとオーブンでカリカリになるまで焼いたポム・ド・テール・オ・フールもフランスでは人気の屋台飯です。
このように地域の人々が毎日手頃な価格で楽しめるような食事、ストリートフードからインスピレーションを受けて今アメリカのQSR業界ではメニュー開発をする動が急速に広がっています。
情報元
How French Street Food is Inspiring QSR Menus(QSR Magazine)
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