フランチャイズニュース

by Ron Ruggless (source: NRN)

バーガーキングがコロナ対策を盛り込んだ未来型レストランを提示

September 3, 2020

バーガーキングが「Restaurant of Tomorrow」(明日のレストラン)を名付ける未来型レストランの全貌を今日発表した。コロナパンデミックによる消費者の変貌を色濃く反映する形になっている。バーガーキングは全米2位のバーガーチェーンであり、トロントに本部を置くRestaurants Brands International Inc.が運営している。この未来型レストラン第1号は来年マイアミにオープン予定だが、既存のバーガーキング店舗にも一部改修をするプランである。

新タイプはまずドライブスルーレーンを3つ設ける。ドライブインエリアに安全テントカバーを設置、カーブサイドピックアップのスポットも加え、店舗外で簡単にテークアウトできるようにする。携帯ならびにデリバリー注文を受けるロッカーも設置し、屋外のダイニングエリアを必ず加える。「ネクストレベル」と称するタイプの新レストランではキッチンと他の作業場を2階に移動させる。これだけを見ても従来型のバーガーキング店舗とは大きく異なる設計である。

ここで主な改革ポイントを箇条書きにしてみよう:

ドライブイン

客は太陽エネルギー付きテントカバーの中に駐車できる。バーガーキングの専用アプリ、あるいはQRコードで迅速にオーダー、車内で食事を受け取れる。

カーブサイドデリバリー

携帯等で事前オーダーした客が駐車場内の専用スペースで食事を受け取れる。客は到着時にアプリで店にパークサインなどを通知する。

ピックアップロッカー

アプリや携帯からのオーダーはコード付きロッカーから取り出して受けとることも可能。

オンプレミスダイニング

店舗の敷地内ではあるが、従来の屋内席に代わりシェード付きの屋外席を設置する。

ドライブスルー

従来レストランは1レーンだが、ニュータイプは2レーン、3レーン設置、マルチレーンの設置によりドライブスルー客の処理を大きくスピードアップする。

右側にドライブスルー用に2レーンが見える。左がカーブサイドピックアップか。2階の突き出した部分にキッチンを移動させる。

これが屋外席のシーン、屋内の飲食がいつ禁止になるかわからない状況でパティオ席の追加は必須であろう。


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