ソフトプレッツェル専門店Auntie Anne's(アンティ・アン)は現在米国49 州と 海外25 カ国に 2,000店舗以上を展開中です。1987年にアン・ベイラー氏が手作りプレッツェルを地元のファーマーズマーケットで販売したのが始まりです。2010年にレストラン運営企業大手GoTo Foodsの前身であるFocus Brandsに買収され、全体を牽引するブランドの一つとして成功している大手QSRチェーンです。
手軽にいつでもどこでも小腹を満たしてくれるアンティ・アンは、路面店をはじめモールや駅構内の一角など、お店で焼き上げるソフトプレッツェルがバターの香りを放ち、その匂いだけで近くにアンティ・アンがあることに気付きます。Z世代やミレニアル世代がファストフードに対しこれまで以上に携帯性や手軽さを求める中、アンティ・アンの一口サイズ「プレッツェルナゲット」は創業当時からのオリジナルソフトプレッツェルと並ぶ人気メニューです。アンティ・アンは、8月25日から11月7日の限定メニューとして、ハニーマスタード風味の新しいプレッツェルナゲットと過去に人気のあったサワークリーム&オニオン風味を、この一口サイズで復活させると発表しました。
さらにアンティ・アンでは、若い世代の人たちの取り込みに重点を置いた新しい店舗ビジュアルを今年6月に発表しました。創業以来、時代背景に合わせて何度かロゴデザインを更新していますが、長年親しまれてきたプレッツェルのロゴの光の環をとり外し、同ブランドの特徴ともいえる「ツイスト」を残しながら、より洗練されたプレッツェルのロゴデザインへと刷新しました。80年代から続くブランドのノスタルジーを受け継ぎながら現代的で利便性のある洗練された店舗デザインにすることで、主なターゲット層であるZ世代とミレニアル世代を魅了します。
またアンティ・アンはこの夏、他のGoTo Foodsの姉妹ブランドと共にテキサス州フリスコ、フォートワース、プレイノの3市場で、Wing社のドローン配達を導入し、ドローンによるフードデリバリーをテストしています。GoTo Foodsの幹部によると「郊外地域へのリーチが拡大し、従来のショッピングモール入居型店舗をはるかに超えるアクセスが実現した」といいます。消費者の新たなニーズを常に見極め、話題作りをしながら革新的なブランドイメージの側面を発信しつつも、創業者の意志を引き継いだ素朴でやわらかいアンティ・アンのプレッツェルの味は、時々無性に食べたくなるアメリカの味です。
情報元
Auntie Anne’s debuts new honey mustard pretzel nuggets(Nation's Restaurant News)
A Bold New Twist: Auntie Anne's® Rolls Out Modernized New Store Design(PR News Wire)
Auntie Anne’s, Sister Brands Launch New Delivery Format(Food Service Equipment Reports)
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