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先日からお伝えしているフランチャイズタイムズ誌の独自調査でランキングする世界最大級のフランチャイズシステム年間ランキングFranchise Times Top 400には、アジアンフードもランクインしています。最近、中南米にもファンを獲得しているTeriyaki Madnessは昨年の292位から30位ランクを上げて262位、そして今ではすっかりアメリカに定着しているスシロールをはじめとする日本食チェーンRock N Roll Sushi(ロックンロール・スシ)も昨年の386位から今年は367位と20位ほど順位を上げました。
ロックンロール・スシはアメリカンスタイルのスシとロックカルチャーを融合させ、活気に満ちた空間で料理を楽しめるというコンセプトで、2010年にアラバマ州でランス・ホールマークとゲリー・ホールマーク夫妻がスタートしました。ここ数年でロックンロール・スシの人気は高まり、現在ではアメリカ南東部を中心に12州以上に進出中、あるいは進出を計画中です。
2023年にフランチャイズタイムズのインタビューに答えたロックンロール・スシのコロラド州のFCオーナー、カイル・ガースナー氏は「アラバマから寿司が生まれるなんて、誰が想像したでしょう?でも、ロックンロール・スシは南東部で大成功を収めていて、『これは何かある』と思いました。それで契約を決めました」と参入の背景を話します。FCオーナーとして、フランチャイズの選択肢は沢山ありましたが「私が本当に気に入ったのは、寿司をアメリカ風にアレンジし、親しみやすいものにする、市場をリードする存在として絶好の潜在力を持っているところです」。
直近ではテキサス州オースティンでメイ・チェン、メイソン・ホーの母子タッグがフランチャイズ契約を締結しました。アメリカでのスシの需要が高まる一方でスシ店が少ない有望地域としてジョージタウンとリアンダーで立地探しが進行中です。
ロックンロール・スシのクリス・クラモリス開発責任者は話します。「スシに興味があっても、多くの人にとって、スシはまだ敷居が高い存在でした。創業者は以前からレストランにロックの雰囲気を取り入れたいと考えており、まさしくロックはスシを親しみやすいものにするものでした」。ロックンロール・スシの店内に入ると、ミュージックビデオやロックな店内装飾に歓迎されます。家族連れでも気軽に入れる雰囲気です。また、メニューについては「生の食材はもちろんのこと、VIPロールやスリラーロールといった、当店の看板商品である加熱済みのネタも提供しています。これらはいわば、当店の入門用ロールです。「スシに興味がある」という方はまずここから始め、数ヶ月後には刺身や握りに挑戦する方もいらっしゃるかもしれません」と話し、同店ではスシを試したくても試せていなかった層に向けて、気軽にスシを楽しんでもらうことをコンセプトにしています。
情報元
Freddy’s Franchisee Signs Large Deal to Bring Rock N’ Roll Sushi to Rockies(Franchise Times)
Rock N Roll Sushi Growing in Austin, Texas(FSR Magazine)
Rock N Roll Sushi Franchise: Q&A with Chris Kramolis,Chief Development Officer(Franchise Chatter)