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ドライブスルーコーヒーフランチャイズの7Brew(7ブリュー)、メキシカンQSRのTaco Bell(タコ・ベル)、チキンQSRのWingstop(ウィングストップ)といった大手チェーンは加盟店の活躍により店舗数や売上げを拡大しています。2025年レストラン・ファイナンス&デベロップメント・カンファレンスで、これらの加盟店オーナーがブランド選びのポイントや独自のアプローチについて語りました。
ドライブスルーコーヒーチェーンの7ブリューは急速な成長を遂げており、2022年の38店舗から、今年10月には500店舗を達成しました。これは、2026年までに100店舗展開を計画している加盟店オーナー、ブリュークルーのコナー・ウィルソン社長のような加盟店の尽力によるところが大きいです。
「ホットなうちに拡大させよ」というのは人気カテゴリーの加盟店が波に乗りながら急拡大を目指す際の鉄則ですが、「飲料カテゴリーは今まさに大盛況で7ブリューも好調です」と話すウィルソン氏もまさに、矢継ぎ早に複数店舗をオープンさせています。「年末までに65店舗の開店を予定しています。年間8~10店舗以上オープンする事業者は他にいません。一見多く思えますが、業務を細分化し組織ぐるみで進めています。私たちは入居許可証の取得から開店まで、お客様の体験を最優先しています」。
また、飲料カテゴリーのように、週に何度も消費され、一般的にクイックサービスレストランやファストカジュアルレストランの商品よりも安価であることが、迅速な開店を後押しする要素であるとウィルソン氏は話しています。
7ブリューを25店舗、約300店舗のタコ・ベルを展開する加盟店オーナー、アンカーポイント・マネジメント・グループのジーン・オリコ氏は、タコ・ベルが如何に常に自ら競争優位性を維持し続けているかについて言及しました。「バリュー提案と優位性を維持し続けるための彼らの戦略は、すべてタコ・ベルのカルチャーが起点です。タコ・ベルはリアルなバリューと、商品を常に革新し続けています。例えば、今人気のチキンカテゴリ―にも昨年、独自のやり方で参入しました」。
このようなビジネス・サステナビリティが、大規模チェーンに一貫性を生み、グループがポートフォリオを拡大する際に更なるビジネスチャンスを生みます。
ウィングストップ最大規模の加盟店オーナーGSRグループの共同創業者兼CEOのラウール・アグラワル社長は、「飲食業界のすべては労働力にある」と話し、「あらゆる問題は、チームと共に築き上げる文化によって解決できます。これは非常に重要なことです。現在200以上の店舗を管理する同社のCOOは初代エリアマネージャーでした。これは企業文化を醸成し、従業員に適切な雇用機会を与えることにつながります」。
アグラワル氏はまた、加盟店にとってもう一つ重要なのは、まずブランド選びだと述べています。ウィングストップの効率性重視のビジネスモデルは、スケーラブルなコンセプトを探す最重要ポイントでした。また、融資市場でのブランド評価の高さ、店舗サイズが小規模な点も運営者にとって魅力であると述べています。
前述のジーン・オリコ氏はまた、急拡大を目指す加盟店は、新たなテクノロジーの登場により、不動産に係る判断は益々複雑になっているため、より慎重になる必要があると指摘しています。「以前は人口や世帯収入に基づいた人口統計データを分析することが主流でしたが、今ははるかにきめ細かい消費者心理データがあり、このようなデータの発展は複雑化していますが、より確かな情報を提供してくれますので、こうしたデータ分析が非常に重要になっています」。
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*この記事の全文オリジナルは、Franchise Times(英語版)
How Top Franchisees Ride Hot Concept Success to Rapid Growth をご覧ください。
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