1月4日(2018) - セビーチェとはラテンアメリカで人気のある魚介類のマリネを意味する。生の魚を小さく角切り、みじん切りのためねぎとトマトを加え、レモン汁をたっぷりかけて混ぜ合わせる。南フロリダを中心に展開するファーストカジュアルチェーン「マイセビーチェ」はデータ主導を全面に押し出す。提供するメニューの素晴らしさと口コミなどによる自然な盛り上がりで成長してきたブランドでもある。
同ブランドが行う重要な決定に関連する分析的な情報をすべて消費者に開示する方針を採用している。スタート時からのやり方なのだ。全米でセビーチェが人気メニューに登場する状況を敏感に察知し、投資銀行家出身のロジャー・デュアルテがシェフのサム・ゴレンスタインとチームを組み、シーフードをメインにする南米料理の専門チェーンである。
「マイセビーチェをスタートする以前からセビーチェがペルーレストランの枠外に広がり、別の顧客層や高級レストランのメニューにも加えられていく傾向を私たちは観察していました。高級レストランからカジュアルレストランにセビーチェを拡大していくことが狙いでした。市場調査の結果、将来のポテンシャルが大きいセグメントになると確信していたからです。」とデュアルテはインタビューに答えている。
しかし、マイセビーチェのコンセプトはセビーチェに限定されない。メキシカングリルのメニューを加えた。ブリートとタコスである。ブランド名はマイセビーチェだが、現在の売り上げ額の半分はブリートとタコスが占めている。
さらにBloomberg誌は別地域で運営する加盟店3者にインタビューしている。サブウエイ加盟店全体の 30%は赤字経営に陥っていると加盟店の一人は答えている。もう一人の加盟店は、デベロパーたちの話によれば閉店数はさらに増えると予測している。
ブランド情報
正式ブランド名:My Ceviche
URL:http://myceviche.com/
創立: 2012年3月
創立者:Roger Duarte(CEO), Sam Gorenstein(COO & エグゼクティブシェフ)
ロケーション:7、すべて直営でフロリダ州に集中
ビジネスカテゴリ:ファーストカジュアルレストラン
特色&ポテンシャル:セビーチェという新しい切り口のメニューが持つポテンシャル、そこに今一番ホットなブリート&タコスを中心すとるメキシカングリルを加えた強力なコンセプト。しかも、ファーストカジュアルのカテゴリでは目下競争相手がいない状態なので、大きな成長を期待できるかもしれない。まだフランチャイズにしていない。